ちなみに規則上は、「鉄道信号」というと汽笛吹鳴標識のような「標識」も含まれる(逆に距離標のような「標」は含まない)らしいです。
そんなことはおいといて、まずは腕木式信号機です。
今年6月にJR線から姿を消した腕木式信号機は、タブレット閉塞方式と対になって使用され、動作は手動で、ふつう駅構内に設置されます。
「タブレット閉塞のローカル線に乗ってたら、何もない山ん中に腕木式信号が立っていた!風情あるなぁ…」
なんてことぁあるわけないです。
そもそも単線では停車場間をひとつの閉塞区間とするので(正面衝突を避けるため!)、停留場の場内/出発信号機を除いて停車場間に信号は必要ありません。腕木式信号は駅に設置しましょう。
さて、VRMには2種類の腕木式信号機の進行と停止の状態、合計4種類がラインアップされています。
「シングル進行/停止」はシンプルに進行と停止だけをしらせるもので、場内信号と出発信号として、それぞれ駅手前と駅終端に設置されます。部品を見ればわかるとおり、腕木が降りていると進行、水平だと停止です。
「ダブル進行/停止」は赤い腕木の下に橙色の腕木がついています。赤い腕木はシングル同様ですが、橙色の腕木は駅を通過する列車に補足的に駅構内の状況を知らせます。
すなわち、赤と橙がともに水平ならば停止、赤が降りて橙が水平ならば注意、赤も橙も下がっていれば進行を表します。
じゃあ赤あげて、橙あげないで赤あげなかったらどうなるかというと(以下略
そういうわけで「ダブル進行/停止」は通過列車のある駅の場内信号に使いましょう。
さて、自動閉塞区間の立役者、3灯信号に話は移ります。3灯信号だけで自動閉塞区間を再現するのはまことに苦しいですが、そこはそれ、あくまで模型ということで。
ATSにもいくつか種類がありますが、基本はghostさんがスクリプト禅問答で解説しておられたように「2つ先の閉塞区間に列車がいるとき、目の前の信号は黄現示、1つ先の信号は赤現示」となるだけです。
よって3灯信号は駅間に適当な間隔(等間隔でなくともよい)で並べます。また、待避線などのある駅=停車場では駅手前と駅終端に場内信号と出発信号を設置しましょう。単に乗り場があるだけの駅=停留場には必要ありません。
物足りない方は6号を買って、充実した信号ライフを送りましょう。あんまり突っ込むとボロが出るので自分はここらで止めておきます。
なおATS地上子なんて部品もありますが、設置してもあんまり変わりません。レイコンレイアウトにわざわざ付けてみて実感しました。
それでも付けたい!という方がいないのを承知で書きますと、ATS地上子は主に3つのシチュエーションで設置されます。
まず信号機直下。信号が赤現示のときにこれを列車が踏むと、否応なしに非常制動がかかります。黄現示のときは、列車が制限速度を超えていた場合に非常制動がかかります。直下とはいっても信号機とは結構ずれて配置されていることも多いです。
信号の約600m手前にも設置されます。これは信号機直下の地上子が速度超過の列車を検出しても信号機の冒進は免れないので、冒進する前に減速できるよう備えて設置されるものです。
また、4月の事故で有名になりましたが、地上子を2つ並べ、列車が2つを通過するタイムラグを計ることで速度照査にも使用できます。これは曲線やポイントの手前に設置されます。
以上であります。VRM4に多大なる経済的負担を強いられそうなので(笑)、自分はVRM3の未購入分は滅多なことでは買いません。よって6号の部品で再びこの記事をやろうなどとは考えていませんのでご安心ください。
ちなみに、腕木式信号がVRM4のスクリプト対応で出たら人気出るかもしれませんね。自分は自動閉塞世代なので別段親しみを感じないんですが。


