2005年10月08日

VRM3線路付帯設備の設置(2)

 昨日に続いて、今日は信号部品関連を見てみます。

 ちなみに規則上は、「鉄道信号」というと汽笛吹鳴標識のような「標識」も含まれる(逆に距離標のような「標」は含まない)らしいです。

 そんなことはおいといて、まずは腕木式信号機です。
 今年6月にJR線から姿を消した腕木式信号機は、タブレット閉塞方式と対になって使用され、動作は手動で、ふつう駅構内に設置されます。

 「タブレット閉塞のローカル線に乗ってたら、何もない山ん中に腕木式信号が立っていた!風情あるなぁ…」

 なんてことぁあるわけないです。

 そもそも単線では停車場間をひとつの閉塞区間とするので(正面衝突を避けるため!)、停留場の場内/出発信号機を除いて停車場間に信号は必要ありません。腕木式信号は駅に設置しましょう。

 さて、VRMには2種類の腕木式信号機の進行と停止の状態、合計4種類がラインアップされています。
 「シングル進行/停止」はシンプルに進行と停止だけをしらせるもので、場内信号と出発信号として、それぞれ駅手前と駅終端に設置されます。部品を見ればわかるとおり、腕木が降りていると進行、水平だと停止です。
 「ダブル進行/停止」は赤い腕木の下に橙色の腕木がついています。赤い腕木はシングル同様ですが、橙色の腕木は駅を通過する列車に補足的に駅構内の状況を知らせます。
 すなわち、赤と橙がともに水平ならば停止、赤が降りて橙が水平ならば注意、赤も橙も下がっていれば進行を表します。
 じゃあ赤あげて、橙あげないで赤あげなかったらどうなるかというと(以下略

 そういうわけで「ダブル進行/停止」は通過列車のある駅の場内信号に使いましょう。

udeki.jpg

 さて、自動閉塞区間の立役者、3灯信号に話は移ります。3灯信号だけで自動閉塞区間を再現するのはまことに苦しいですが、そこはそれ、あくまで模型ということで。

 ATSにもいくつか種類がありますが、基本はghostさんがスクリプト禅問答で解説しておられたように「2つ先の閉塞区間に列車がいるとき、目の前の信号は黄現示、1つ先の信号は赤現示」となるだけです。

 よって3灯信号は駅間に適当な間隔(等間隔でなくともよい)で並べます。また、待避線などのある駅=停車場では駅手前と駅終端に場内信号と出発信号を設置しましょう。単に乗り場があるだけの駅=停留場には必要ありません。
 物足りない方は6号を買って、充実した信号ライフを送りましょう。あんまり突っ込むとボロが出るので自分はここらで止めておきます。

 なおATS地上子なんて部品もありますが、設置してもあんまり変わりません。レイコンレイアウトにわざわざ付けてみて実感しました。
 それでも付けたい!という方がいないのを承知で書きますと、ATS地上子は主に3つのシチュエーションで設置されます。

 まず信号機直下。信号が赤現示のときにこれを列車が踏むと、否応なしに非常制動がかかります。黄現示のときは、列車が制限速度を超えていた場合に非常制動がかかります。直下とはいっても信号機とは結構ずれて配置されていることも多いです。

 信号の約600m手前にも設置されます。これは信号機直下の地上子が速度超過の列車を検出しても信号機の冒進は免れないので、冒進する前に減速できるよう備えて設置されるものです。

 また、4月の事故で有名になりましたが、地上子を2つ並べ、列車が2つを通過するタイムラグを計ることで速度照査にも使用できます。これは曲線やポイントの手前に設置されます。

 以上であります。VRM4に多大なる経済的負担を強いられそうなので(笑)、自分はVRM3の未購入分は滅多なことでは買いません。よって6号の部品で再びこの記事をやろうなどとは考えていませんのでご安心ください。

 ちなみに、腕木式信号がVRM4のスクリプト対応で出たら人気出るかもしれませんね。自分は自動閉塞世代なので別段親しみを感じないんですが。


posted by 45-50s at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | V3アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

VRM3線路付帯設備の設置(1)

 45-50sは、何もいつも昨日のようなレイアウトを作っているわけではありません。レイコンに向けて(まともな!)レイアウトを作っていて気になったので、VRM3に収録されている標識類などを検証してみたいと思います。

 レイアウトを作るとき、もてあますのが「線路付帯設備」の標識・保守部品類だと言う方は結構多いのではないでしょうか。これらは有体に言えば料理のスパイスに当たるわけで、ないと寂しいのですが、使いすぎるとわけがわからなくなるのです。

 そもそも「鉄道模型シミュレーター」で本物の鉄道風景を完全に再現することは不可能です。鉄道設備は無数といっていいほどの種類がありますが、本来標識類のストラクチャは、そのうちの一部の特に目に付くものだけを再現することで、レイアウト全体のグレードアップを狙うに留めないと、それこそキリがありません。

 そこで今日は6号所収の大量の部品は置いといて(ぉぃ!)、使うと効果が高いと思われる線路付帯設備を勝手に選んで、付け焼刃的ながら設置方法を紹介します。

 さて、豊富な標識類でも使用頻度が高いと思われるのが次の6点です。

@距離標

 VRM3には甲と乙の2種類がありますが、実際は丙もあり、甲、乙、丙はそれぞれ1000m、500m、100mおきに設置されます。
 模型においては、これを縮尺どおりに設置するよりも、駅間のどこか適当な場所に甲を1つくらい設置する程度で十分だと思います。たくさん設置しても全て書いてある数字が同じなうえ、結局丙がないのでは興ざめですが、ポッと1箇所においてあると、目に付いて実感が高まるものです。
 ちなみに、東京駅1番線0キロポストを使ってる方はいるんでしょうか?

distance.jpg

※背景はflankerさんが公開されているものを使用しています。

A曲線標

 VRM3では甲のみですが、実際は甲と乙があります。甲は曲線区間の始点と終点に設置する一般的なもので、乙は緩和曲線と円曲線の境目に設置するものです。
 こちらは決まりどおり、曲線の始点と終点に1つずつ設置すればよいと思います。また、面倒くさいときは全く設置しないほうがよいでしょう。距離標と違い、中途半端に設置しても変に目立つだけです。

B勾配標

 勾配の変化する地点に設置します。同じ上り勾配でも、勾配の率が変われば設置されます。
 棒から板切れが2枚飛び出していますが、手前の白い板が自分に前方の勾配の種類と率を知らせるものです。奥の黒い板は逆に裏が白く、対向に勾配を知らせます。
 したがって、本物では2枚とも同じ向きだったり、片方が水平であることが多いのですが、VRM3の「勾配標(勾配なし)」って、手前から見ても対向から見ても勾配なしってことは、完全な水平じゃないっすか!何のために勾配標立てるんだ??
 強力にリアリティを高める部品なので、もう少し色々バリエーションがほしいところです。

kobai.jpg

↓勾配標の仕組み↓

3.3.jpg


絵で補足すると、勾配標は上図のような仕組みで勾配を表現するので、SSのように2枚の板が両方水平ということは、勾配標の前後ともに水平ということになってしまうわけです。

C車両接触限界

 ポイントに設置します。分岐側の一方に列車があるとき、これよりポイント側に列車が入ると、もう一方の分岐側から別列車が進入したときに接触してしまう、という限界地点を示します。VRMに収録されている乙は、雪の多い北海道用らしいのがまた不可解です。どうせなら汎用性の高い甲にしろって!
 曲線標同様、全て設置するかしないかどちらかにしたほうがよいでしょう。

limit.jpg

D速度制限標

 電車でGOでおなじみですが、なんで制限10km/hしかないんだ?いまいち使いどころがないです。6号でもう少しバリエーションが増えたかと思ったら、オフィシャルHPを見るかぎりではないみたいですね。
 これも中途半端な設置は避けましょう。

E汽笛吹鳴標識

 見通しの悪い場所で列車の存在を知らせるために汽笛の吹鳴を促します。鉄橋、トンネル、踏切などの手前に設置されますから、これは大いに中途半端に設置しましょう。
 律儀に全ての鉄橋・トンネル・踏切に設置しては、かえって違和感があります。

 それに加えて、速度制限標とよく似ているのが徐行信号機と徐行予告信号機です。しかしこれは工事中の区間に設置される臨時信号機で、通常の線路上には設置されません。この限定的な徐行信号機類がイヤにたくさんあって、速度制限標が10km/hしかないというのにはなんだか理不尽さを感じるのですが…。

 次回は信号に少しだけ踏み込みます。
 なぜ6号はやらないかって?6号持ってないんです…。

 あと、「全て設置するかしないかどちらかにしたほうがよいでしょう」とか言っているのはもちろん45-50sの私観です。あなたのフィーリングを優先してください。
posted by 45-50s at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | V3アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

初めから長々と

 さて、自分がVRMを知り、買ったのは今年の7月です。現実には到底実現不可能なレイアウトが、画面の内とはいえ自由につくれる、というのが購入の動機です、ってお持ちの方の多くはそうでしょうね。
 そこでVRM3か4かどちらを買うか迷ったんですが、素人ながらパソコンのスペックに不安があることと、部品数のバラエティを勘案して、迷った挙句にVRM3にしました。

 まあ2ヵ月後、VRM4を注文することになるわけですが。

 というか今日届くはずなので待ってるところです。しかし!正直言って今の45-50sのパソコンでVRM4が動くかは、まったく未知数です。そこで今後、自分のパソコンでのVRM4の挙動をレポートしていこうと思います。

 さて、それとは別にスクリーンショットもたまに公開していきます。第1回はこれです。

onceuponatime2.jpg

 VRM3にはズーム機能がありませんよね。自分はズームが欲しくてしょうがなかったんです。というわけで、VRM4でFOVを自由に設定できることも、今回自分がVRM4を買うことを決めた理由になってます。
 で、このSSはVRM3のSSをトリミングして、擬似的に望遠画像にしたものです。擬似的というか、トリミングこそがズームの仕組みなんですけどね。ご覧の通り、画像は相当荒くなります。そこでそれを逆手にとってというか、窮鼠猫を噛むというか、昔の退色した写真のような感じに加工してしまいました。

 加工には好き嫌いが分かれるでしょうが、望遠の構図になるだけで、なんだか本物の鉄道写真のように見えてきませんか。

 ちなみにですね、VRM3のカメラの視野は、35mm判換算で33mm(※)でした。

※自分の計算は間違っている可能性が相当高いです。ていうか絶対間違ってるだろうなぁ。


…っと!

うおお。うおおお!

VRM4第2号が今届きました!
posted by 45-50s at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | V3アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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