2007年11月24日

レイコン2007 - junichiさん「ローカルプラン」

banalay2007.PNG

↑レイアウトコンテスト2007の応募作品はこちらからダウンロードできます↑

 junichiさんの「ローカルプラン」をレビューするにあたって、とりあえず記事の冒頭を飾るスクリーンショットを撮影しようと思ったのですが、難しすぎっす。ズームアップして列車や個々の情景を主体に写すと、せっかくのスケールの大きさが全く損なわれてしまいます。かといって、俯瞰構図で大きな面積を写すにはもったいないくらい、細かい作り込みもまたこのレイアウトの見所です。

 そういうわけで、次に載せるスクリーンショットは「ローカルプラン」のエッセンスを何も表せていないこと、この作品の真価を知るにはビュワーで確かめるしかないこと、を前置きさせてください。

0711laycon_localplanSS00.jpg

 元の名前を忘れるほど自由に使われている部品と、色鮮やかな地形テクスチャが縦横無尽にばら撒かれていて、情景の作り込みとして非の打ち所がありません。
 何重にもまかれたトラックプランをぐるぐると巡るキハ85系は、さながらレイアウト内を回るツアー列車のようでもあります。徹底してリアルな情景に鉄道模型的なアプローチの長所を叩き込み、しかもそれが大成功を収めているのです。

 ところで今回、情景の作り込みについて、自分とjunichiさんの作風の違いを実感した箇所があります。

0711laycon_localplanSS01.jpg

 フレキシブルガードレールを使って表現された、曲線区間の脱線防止ガードです。自分も今回「海峡を往く」で脱線防止ガードを設けているのですが、自分が使ったのは、勾配区間に設けることができない上にアホみたいに並べるのが面倒くさい木製ベンチでした。

 ここで脱線防止ガードにフレキシブルガードレールを用いるという、ある種の“割り切り”のようなものがこの作品の根底に流れていて、それが別の場所では、躊躇ない独創的な部品の組み合わせや地形ツールの使い方に表れているのではないか、と思います。

0711laycon_localplanSS02.jpg

 画面左の複線と右の単線の間にある斜面に注目です。このような空間には、建造物を配すかせめて樹木を植えたりしてカラッポになることを防ごうとするのが、近年のネットVRM界隈における潮流だったはずです。少なくとも自分はそういう認識でした。しかしjunichiさんは、地形ツールだけでいびつな自然の斜面をおそろしくリアルに表現してしまっています。特にテクスチャー選びのセンスはちょっと真似できそうにありません。

 まだまだあるのですが全部挙げると実際キリがありません。いくつもの離れ業がぎりぎりの緊張をもって均衡を保っている、junichiさんならではのバランス感覚なくしては作れない作品です。
posted by 45-50s at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | VRM雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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