2007年06月03日

模型っぽい実景

 鉄道写真を見ていると、ときどき「模型っぽい」と思わせられる写真を見かけるときがあります。特に北海道で撮られた写真に多く、例えばこのページの「エルム」の写真なんかそうなんですが、皆さんはどうでしょか。

 「実物が模型っぽい」ってのも変な話ですが、これらの写真と鉄道模型の写真とを見比べると、模型っぽく見える要因がいくつか思い当たります。

(1)風景が単純で細かいものや障害物が少ない
(2)複線非電化区間を長編成が走行している
(3)被写界深度が浅い(背景のボケ具合が強い)

 (1)(2)は模型では珍しくない(例えば風景の作りこみや架線柱の配置を端折ったため)と思いますが、実景では日本でも北海道くらいでしか見られません。
 (3)は撮影条件の話です。接写するときは被写界深度が浅くなるので、模型の写真は実景と比較すると被写界深度が浅くなります。ここから転じて、実景でたまたま被写界深度が浅めに撮れると、「模型っぽさ」が増すものと思われます。

 いずれにせよ、模型ではよく見られるが実景ではあまり見られない条件が写真に写りこんだために、「模型っぽい」と思ってしまうみたいです。

 で、VRMです。先日書いたように、個人的には、VRMで作った情景に模型っぽさが出ることはなるべく避けたいと思っています。

 (1)や(2)は、なるべくミクロ情景のひとつひとつを端折らずに作って、情景製作を頑張るしかないっすね。あと、電線やケーブル類は実景ではほぼ必ず線路際にあるのに模型では再現しにくいものなので、VRMではきちんと敷設することで模型っぽさを軽減することができるはずです。
 (3)はVRMにそもそも被写界深度が存在しないので関係ないですね。

0705composition_report_vrm02.jpg

<一例>

 架線やケーブルを張りまくるとそれだけでも模型っぽさが軽減されるので、簡単で有効な手法として気に入っています(それだけに架線柱の架線以外の部分にも電線敷設ジョイントが追加されるといいと思ってるんですけど)。
 ケーブル類に限らず、線路周辺の作りこみは鉄道写真的なアプローチにおけるそっけなさ・CGっぽさも軽減する効果もありそうです。


posted by 45-50s at 00:35| Comment(0) | TrackBack(1) | VRM雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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第7号と被写体深度
Excerpt: 最近テスト週間に入り、当ブログの更新ができませんでした。 謹んでお詫び申し上げますm(_ _)m
Weblog: Carefree blog
Tracked: 2007-06-03 16:36
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