2007年03月31日

続・またVRM->R

 ご無沙汰してます45-50sです。

 最近は帰省するたびに東京近郊に鉄道写真撮影に出かけていますが、今度もたくさん撮ってきました。特に、地元の東京急行電鉄を久しぶりにじっくり撮影することができて楽しかったでありますよ。

 さてさて皆さん、唐突ですが自分が先月帰省(上京?)する前に書いた記事「またVRM->R」を覚えているでしょうか。



 一片の記憶も残っていませんか、そうですか。

 VRM->Rとは、鉄道写真撮影に出かける際、事前にVRMを使って訪問予定地の実景をシミュレートし、それにより得られた情報を現地での構図決定などに役立てようというものです。で、「またVRM->R」は、今年元旦の山口線撮影における初試用に続くVRM->Rの第二例目です。

 今回のシミュレートの目的は、中央本線高尾駅近くの踏切から上り貨物列車を撮影する際、奥に見えるカーブに編成の尻尾を残したまま撮影できるか否かを見極めること、です。

 自分は直線構図より曲線を帯びた列車のほうが好きなので、できれば編成の尻尾がカーブから抜け切る前に撮影したかったのですが、シミュレートの結果は、自分の持っている最長の600mmレンズ(35mm判で900mm相当)を用いても、列車がカーブを抜ける前に撮影することは困難だ、というものでした。

 で、実際に600mmレンズで撮影した結果がこちらです。

0702takao1st01.JPG

<カーブを抜ける直前>

 遠い・・・、列車が遠い・・・!

0702takao1st02.JPG

<VRM->Rは正しかった!>

 と言い切る自信はまだ無いですが、少なくとも今回はシミュレートの通りとなりました。タキ5両と予想よりも短編成だったとはいえ(シミュレートではタキ10両と仮定)、カーブを抜ける前の列車を撮影することはできませんでした。

 あとはVRM->Rとは関係ないです。

 結局中途半端な写真しか撮れなかったので、後日もう一度同じ場所に出かけました。このときは、高尾に向かう前に八王子の手前でEF64 1000重連が牽引する5270レを撮影しました。こちらも何気に去年のリベンジを兼ねてます。


0703takao2nd03.JPG

<まだ時折やってくるくらいだったE233系>

0703takao2nd02.JPG

<まだたくさん見られた201系>

0703takao2nd01.JPG

<去年のリベンジ!>

 しかし直前までずっと電車を撮っていたためでしょう、パンタグラフを構図から切ってしまいました。パンタグラフは電気機関車の象徴だというのに(誰が決めた?)。しかもすっかりピンぼけで、リベンジは夏以降に持ち越しとなりました。

0703takao2nd04.JPG

<気を取り直して2080レ>

 今度は先頭が国鉄色の55号機でした。3月18日のダイヤ改正で日中に首都圏で撮れるEF64 0の重連は無くなってしまったようですし、この遮断機の無い踏切もいよいよ遮断機の取り付け工事が始まっていたので、良い記念になりました。

 最近、国鉄の形式や塗色にこだわらなくても、機関車なら何でもいいかなー、みたいな気分になったりしてますが、それでも長年の習慣は恐ろしいもので、JR更新色が来るとやっぱり「あーあ」と思うし、国鉄色が来るとうれしかったりするのでした。

 大体、例えば「国鉄色車両にこだわるのは偏狭だ」という考えも所詮偏狭であって、鉄道に特に造詣のない者からすれば、鉄道車両にこだわることそのものがアホらしく見えたりするのでしょうね。
 かといって、そうやってひとつひとつ自分の中の枠組みを外していくのがひたすら素晴らしいことかというとそうでもなくて、だって、そうしたらおしまいには何を撮ったらいいかわからなくなってしまいます。鉄道車両も、自動車も、人も、森も、山も、海も、空も、みんな同じ、それを認めないのは偏狭、なんてことになってしまいます。

 同じようなことを、撮影から帰ってきて写真をパソコンで整理するときにも思います(ついでに、コレコレもこの手の話でした)。銀塩フィルムを使っていたときと比べて、デジタル写真ははるかに自由で便利になりました。
 いちいちポジの一枚一枚に日付やデータを記入する必要もなく、撮影後に露出や画質の補正を自由に行えます。それを悪いこととは思いません。思う人もいるでしょう。実際自分は少し前までそうでした。撮影後の露出補正はおろか、フィルターやトリミングなど邪道の極みでした(オートフォーカスさえも!)。シャッターを押す瞬間にすべてを完成させることがクールだと信じていたからです。

 今は、疲れたし面倒だし、何よりこの手の手法を認めるほうがずっときれいないい写真が得られるので、受け入れてしまいました(それでもトリミングにはまだ抵抗感があります)。
 それでも、写りこんだ邪魔な障害物をソフトウェアで消したり、曇り空を青いフィルターで青空のように見せるのはまだ受け入れることができません(でも実は後者は稀にやってます)。

 ただ・・・、もし自分が今もデジタルカメラを買わずにNikon FEを使っていたら(とても良いカメラです)、もしかしたら今頃は白黒フィルムを暗室で現像しながら、デジタルカメラやステンレス電車やVRM4やその他新しいものへの不満を呟いていたかもしれないと思うと、それはそれでぞっとします。

 この手の話題(どちらを向いても極端にしかならない!)を考えるとき、自分はいつもどこで踏みとどまるべきなのか悩みます。そして、みんなはどうしているかと周囲を見回し、多数決で自分の立ち位置を決めようとします。それでいいのでしょうか。今はそうするより他にすべを知らないので仕方なくそうしてますけど、どうもマズイ気もします。


posted by 45-50s at 00:49| Comment(4) | TrackBack(1) | VRM→R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おかえり〜♪(で、良いのか?
うーん、随分奥の深い所で悩むんだね。哲学っぽい雰囲気をも感じさせる君が改めて好きになったよ(笑

僕が思うに「デジタルとアナログの狭間」ってのが根底にあると思うんだなぁ。デジタルカメラとフィルムカメラって、まさに「デジタルとアナログの狭間」という図式が当てはまると思う。僕も実は同じような事で悩み続けて来たんだな。
音楽の世界でも似たような事が言えると思うんだけど、例えば僕のパートであるドラム。僕は10年位前までドラムは人が叩くものであってコンピュータ任せにするもんじゃないって真剣に思ってた。だってドラムはバンドの要だし人間がプレイするからこそノリやグルーブってのが生まれる訳でそれがまたバンドのカラーや個性を決定的にするモンだと信じて疑わなかった。だからさ、リズムマシーンやキーボードで音を打ち込んで済ますヤツが軽薄過ぎて大嫌いだったんだよ。
「何で?何でお前達のバンドにはドラムが居ないんだよ!!」ってね(笑。
いや、リズムマシーンが幅を利かせるようになると僕達はお払い箱に直行だから目の敵みたいなもんだね。無機質っぽくてクールな音がウリのテクノで世界を震撼させたあのYMOでさえ、高橋幸宏っていう素晴らしいペースメーカーが居てステージで堂々たるプレイを披露していたじゃない?
「人間にだってクールなプレイはやろうと思えば出来るんだ!!」
「クロスオーバーで活躍した連中だってクールだったし、TOTOのジェフ・ポーカロなんてリズムマシーンより正確にプレイする精密機械だって言われているじゃないか!それを打ち込みで済ますとは何事!!」
「貴様ら、何も解ってなぁーい!!」
・・・・・・自分の拙いプレイは棚上げして理念だけが先行していた若き日の意固地な僕(笑。
今でも基本的には太鼓は人間が叩くモノだと思ってます。ただ、それは、自分のスタイルがハマるジャンルに限った話で、デジタルな処理を全て否定するという考えはすでにないです。要は取捨選択だと思うのね。今の歳になってようやくデジタルなアプローチに目が向くようになったって感じかなぁ。コンピュータでしか出せない音を作ってシーケンサーで走らせつつアコースティックドラムとアンサンブルするっていうのかな。例えば1小節飛ばしで4拍目に「ピューン」とか「ポヨーン」とか・・・どんな音でも良いんだけどデジタルチックな音をスネアに被せるとか、曲を盛り上げて行く場面でよくやるじゃない?昔であればタンバリンとかカウベルとかを単音で録ってリバーブとかディレイを掛けて深みを出しつつオーバーダビングする訳だけど、とっても手間が掛かるでしょう。でもシーケンサーで音を出す事が出来れば一発録りだって可能でしょう。オーバーダビングする手間も省けるしさ。さらにクリック代わりにもなるからテンポキープの助けにもなるし。僕は音揺れが激しい方だから、これは安定したプレイの助けにもなるし、変に拘らなければ大きな武器になる。まだ試してないんだけどやってみたいなぁ。けっこう楽しそうでしょ?。ウフフ。
拘りも大切だけど温故知新で行くほうが前向きで楽しいと思うんだ。ビートルズがさ、メロトロンとかムーグとか、オーケストラなんかも取り入れて革新的な事をやったじゃない。アレンジに関しては凄くポジティブだったでしょう?あれはビートルズの冒険心とジョージ・マーチンの柔軟で卓越した技術があったればこそだよね。ジョージ・マーチンという人は本当に凄いよ。研究熱心と言うか、典型的なイギリスの紳士だけど決して保守的じゃないじゃない。あの人、ビートルズを手懸けるまではクラッシック専門のアレンジャーだったって知ってるかな?その人がプログレッシブなアプローチを受け入れたんだから凄いよ。彼があったればこそのビートルズなんだよねぇ。
だからね、拘りは拘りとして持ち続けてね、常にアクティブでポジティブな気持ちで受け入れてみたらどうかな?その方が自分に厚みが増すというか、深みや旨味なんかも出てくるよ。僕が薄っぺらいミュージシャンで終わってしまっのはこの辺りに原因があると今になって気付いたんだけど・・・あとの祭りだよなぁ。
みんながやってるから自分も取り入れるとかじゃあなくて、自分のカラーを決めて行く上で必要なモノなら何でも試してみるって考えはどうかな? 八方美人っぽくて軽薄な気もしないではないけど人生が楽しくなるよ(笑。
こう思うと、今の日本の詰まらない音楽シーンだって受け入れられない事はないと思うし。
カメラも同じだと思うなぁ。僕はスナップ程度でしかカメラを扱わない人間だから偉そうな事は語れない訳だけど・・・(orz
温故知新と取捨選択、適材適所ってのを念頭に置いておけば「デジタルとアナログの狭間」の呪縛から抜け出せるよ。少なくとも誤った方向には行かなくて済むと思うんだぁ。
しかし、オレってなんでこうも抽象的でスピリチュアル(何だそれ?)なんだろう。長々と失礼しました。
なぁ、どうでもエエねんけど・・・タリスのムービーで初めて聴いた君のサウンドにすっかり惚れてしまった僕はどないしたらエエんかなぁ。何か適当な音作って僕に送ってくれないかなぁ?太鼓を被せてみたいんだけど・・・。あ、こんな場で書く事ではなかったね。失礼しました(汗

アレンジャーは和尚さんに頼んでみるのも悪くないなぁ。で、誰かにムービーを作ってもらってそれに被せるとか・・・。時間がないか。オレの場合。じっくり取り組めたらなぁ・・・でも、オレ、かなりヘタクソだしなぁ、余計な事に首突っ込まない方が身の為だな(笑。
Posted by はやぶさ at 2007年03月31日 11:36
ぬおお。気合の入ったコメントどうもです(笑

>「デジタルとアナログの狭間」

そうですねぇ。デジタルとアナログに限らないかもしれませんけど、とにかくいくつかの対立項の狭間にいるって感じはします。本当は別にどちらかを選ばなきゃダメってことはないのでしょうけど・・・。

>音楽の世界でも似たような事が言える
>「何で?何でお前達のバンドにはドラムが居ないんだよ!!」

それありますあります(笑
何にしても自分でやってるところが一番カッコよく見えます。人任せ、機械任せではなく自分でってとこが肝なんでしょうね。ただその上で、

>今でも基本的には太鼓は人間が叩くモノだと思ってます。ただ、それは、自分のスタイルがハマるジャンルに限った話で

そのはやぶささんの仰る「基本的」な部分からはずれるのが何なのか、それを見定められてないってのが今の自分のモヤモヤ感です。いや、見定めることなんてできないんでしょうか。やっぱりケースバイケースというか。

>温故知新と取捨選択、適材適所

この3語はしっくりきました。どこで割り切るかを自分なりに見つけなければならないのでしょうね。いろいろとアドバイスしてくれて本当にありがとうございます。

>なぁ、どうでもエエねんけど・・・〜

いやーどうも自分はリズム感がしょぼくて、ところどころ走ったりもたついたりしてますが・・・(汗
自分なぞの演奏でよければお送りしますよ。自分も常々はやぶささんのドラムを聴いてみたいと思っていましたし!ジャンルとかテンポなんかはどんな感じのサウンドがいいっすか?
Posted by 45-50s at 2007年04月01日 01:25
毎度〜♪
いやぁ、長々とゴメンなさい(笑。僕も似たような事でよくジレンマに陥るものだからついつい熱くなっちゃったよ(汗。
どうでも良いんだけど、今、愛媛の宇和島ってトコに居るんだけど・・・さっきね、国道の交差点で右折しようとしていたら前からいかにも族っぽいオートバイに乗った少年?が走ってきたのね。で、僕が交差点の中に入ったら危ないから先に行かせてやろうと待っていたら、その子、パッシングしながら道を譲ってくれたんだな(笑。普通はさぁ、都会なんかならバイクは絶対先に行かせてくんないじゃない?しかも族っぽいオートバイは特に(苦笑。こっちは何かと嫌われてる大型だしね。
ちょっと面喰いながら、折角譲ってくれたんだから先に交差点の中に入ったのね。ついでに手を挙げてラッパを「パパァーッ」って鳴らしてやったんだ。ありがとうって意味で・・・。そしたらその子、嬉しそうにオレを見ながら笑顔で頭下げてくれたんだな。大らかで良いよね。
なんだか朝から妙に爽やかな気分の単純なヤジオです(笑。

さてさて、またまた無意味に長くなりそうな気配なので自重しつつ・・・「デジタルとアナログの狭間」に話題の論点を絞ったのは失敗だったなぁと、反省しつつ、ま、あまりナーバスになるのも前向きではないから積極的に色々見たほうが楽しいよと言いたかったんだよ、と述壊(あれ?壊述だったかな)しておきます。
実は今、僕も音鉄で似たようなジレンマに陥ってるのね。国鉄型がどんどん減って行って、キハ58なんかはもう数える程しか残ってないでしょう?しかも殆ど録ってしまったし。これから先、僕は何を求めれば良いのか判らなくて困っていると言う。ま、幸せな悩みではあるんだけどね。
この話は近いうちにまた、僕もブログで書いてみたいと思ってます。

で、バンドネタですが、前向きに考えてくれて嬉しいな。で、話に乗ってくれそうだから敢えて甘えさせてもらうと、そうだなぁ・・・お互いにTHE WHOとかBEATLESとか好きだからR&B何かが良いかなと思ってますがどうかな?曲の雰囲気は例のムービーの曲みたいな途中で変調するのが良いかなぁ。前半は6/8で途中から4/4に変化するってのはどうかなぁ?ノリが変わるから上手く処理するのが難しそうだなぁ。4/4だけでまとめた方がやり易いかなぁ。テンポは♪=80〜90くらいのミドルテンポでやると適度にグルーブ出来て楽しいかも。キーはDくらいで・・・そうだなぁ、BEATLESのCan't by me loveみたいなセブンスを多用したちょっと憂いだ雰囲気でブルージィーな感じがクールで萌えるかも。
え?ネクラだって!?(笑。
折角の機会だからゆっくりやろうよ。気が向いた時で良いしね。スタジオでのリハなしでしかも音源のやりとりだけで曲を作っていくのは初めての試みだけど巧く行くかなぁ・・・なんだかドキドキして来たよ(笑。
話が核心にせまってくると色々と弊害もあるだろうから次回からメールにします。
ゴメンね、調子に乗って勝手な事ばかり書いて。ちなみに僕の太鼓の音、近いうちにブログに上げておきますからまた聴いてみて、そちらが僕の太鼓から何かインスピレーション出来そうなら一緒にやってみるってので良いかな?。言っておくけど全然イケてないよ、オレの音。言い出しっぺが言うのも何だけど過度に期待せずノンビリ待ってて下さい(汗。
書きたい事が一杯あり過ぎてどうにもならないんだけど、長くなってるのを承知の上で最後に一言・・・

僕は気分にムラっけが出易いからノリが悪い時は走ったりモタついたり、よくするよ。気分が乗っていても音がよく揺れます。安定しなくて困ったもんです、本当に。

またもや長くなりました。すみません(orz。では、また。
Posted by はやぶさ at 2007年04月02日 09:59
どうもです。

>宇和島

四国ですかー。行ったことないんですよ実は。国鉄色(しかも白ゴム支持)のキハ58・65もいることだし、なくなる前に行ってみたいとは思ってるんですけど。
何しろ実家が東京で自宅が札幌ですから遠くて遠くて(笑

>あまりナーバスになるのも前向きではないから積極的に色々見たほうが楽しいよと

そうですね。はい。

>バンドネタ

ミドルテンポいいですね。賛成です。拍子は4/4で通しでいきません?あんまり器用なことはできないので・・・(笑

>次回からメールにします。

了解です。

>僕の太鼓の音、近いうちにブログに上げておきますから

こっちも了解です。期待してますよ〜!(笑
Posted by 45-50s at 2007年04月02日 23:26
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