2007年02月03日

アップデータ4.0.5.4

 アップデータ4.0.5.4が出ましたね。
 これによって待望の俯角制御がフライスルーカメラで可能になりました。これまで多彩な機能の地上カメラの陰に隠れて地味な存在だったフライスルーカメラにも、いよいよ光が当たる日が来ましたねー。

 しかしいただけないのは、肝心のフライスルーカメラ制御用のスクリプトの解説です。

>追加したベクトル命令の詳細は、追加キット「トミックス1」以降の電子マニュアルまたは、スクリプトエディターのツールを参照してください。
(アップデータ4.0.5.4のreadmeより)


 ・・・そりゃないっすよ。マニュアルくらいタダで見せてくださいよ。仕方ないんでアップデータのreadmeとコードビルダーを頼りに試用してみましたよ。

 フライスルーカメラの向きを任意の方向に設定するにあたってスクリプトでやることは、「フライスルーカメラをどこに置くか」「フライスルーカメラをどの方向に向かせるか」の二つを決めることだけです。

0701aerialphoto04.jpg

<カメラをAに置いてBの方を向かせたい>

 南武線ビネットを例にとってやってみました。フライスルーカメラを置く場所をA、向かせたい方向をBとして、AとBをスクリプトで設定してやればいいわけです。
 すなわちまず適当な名前の変数をAとBのふたつ宣言して、新命令SetVectorX/Y/ZでそれぞれX,Y,Z座標を設定し、SetFlyCameraPosにふたつの変数を割り当てれば完了です。

0701aerialphoto03.jpg

<X,Y,Z座標の意味>

 X座標はレイアウター左端からの距離、Z座標はレイアウター上端からの距離で、レイアウター画面のタテヨコ目盛りがそれぞれ相当します。またY座標は高度をあらわします(当然相当する目盛りはありません)。
 高度にあたるY座標をAとBで変えることで、現行VRM4の地上カメラでは手動でないと不可能だった俯角/仰角が設定できます。

===ここから===
Var A //フライスルーカメラの位置A
Var B //フライスルーカメラが眺める方向B

//Aの座標を決める
SetVectorX A 1220 //AのX座標(mm)
SetVectorY A 5 //AのY座標(mm)
SetVectorZ A 1000 //AのZ座標(mm)

//Bの座標を決める
SetVectorX B 1240 //BのX座標(mm)
SetVectorY B 30 //BのY座標(mm)
SetVectorZ B 1100 //BのZ座標(mm)

SetFlyCameraPos A B

===ここまで===

 AとBの高度はそれぞれ5mmと30mmに設定し(赤字部分)、上を見上げるような視点にしてみました。
 これでビュワーを起動し、フライスルーカメラに切り替えると次の画像のようになりました。

0701aerialphoto05.jpg

<ちゃんと上向いてる!>

 構図としては真新しいものはありません。しかし、これが手動操作ではなくあらかじめスクリプトで設定した構図であることに注目してください。

 今までは、ネットでの公開やレイコン応募の前にレイアウトに地上カメラを置く際、レンズがもうちょっと上か下を向いてくれたら・・・、と思う方も多かったのではないでしょうか。それが今回フライスルーカメラで可能になったのであります。

 これで、地上カメラには自動列車追尾機能、フライスルーカメラにはベクトル制御による仔細な座標設定というように、二種類のカメラが利点によってはっきり差別化されました。これらを場面に応じてうまく使い分けられれば、レイアウトを見せる際の強力な武器となりそうです。

0701aerialphoto01.jpg

<おまけ>

 フライスルーカメラは、AとBのXZ座標を1mmだけずらしY座標(高度)の差は極端に大きくすることで、航空写真のように真上から見下ろす構図や、逆に真下から見上げる構図も可能です。
 ここまで垂直に近い視点を地上カメラで得るのはかなり面倒なので、これも新フライスルーカメラの利点といえるかもしれません。


posted by 45-50s at 22:21| Comment(4) | TrackBack(0) | V4スクリプト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ベクトル命令によるフライスルーカメラの解説、よく理解することができて本当にありがとうございました。
このフライスルーカメラを私がスクリプトで自在に走行させることが出来るのなら(でも私にはその能力がありませんけど)、45-50sさんが見つけたあの「裏業」を発展させた形でレイアウトが作れるのになー、などと考えたりしました。
Posted by Tatsuo at 2007年02月04日 23:00
こんばんは。そう言っていただけるとうれしいです。

>あの「裏業」を発展させた形でレイアウトが作れる

自分もそう思います。フライスルーカメラの新しい機能は透明レールの代替になりそうで楽しみですね。
ghostさんもフライスルーカメラの制御に興味を示されているようですから、アイディアを持ちよればスクロール化してくれるかもしれません。
Posted by 45-50s at 2007年02月04日 23:27
携帯からです。
kinokuni line 2007を作っているときにも思ったのですが、VRMの音の変更はあまり融通が利かないみたいです。というよりリソーステクスチャなど自由が利く一方で車両によっては出来なかったりと。

それはともかく、ghostさんが蜘蛛の糸でコメントされていたので思いついたのですが、
列車が停車した瞬間に低速走行音をガチャンッ音に変更し、発車後、その音を1度だけ再生したら通常の低速走行音に戻す

というのはどうでしょうか?
手元にスクリプトリファレンスがないので細かいシステムはわかりませんが。
帰ったらやってみます。
Posted by KSMaster-mobile at 2007年02月05日 16:38
失礼しました。
コメントする記事を間違えました。
先ほどのコメントは『連鎖ガチャンッをやってみた』へのコメントです。
Posted by KSMaster-mobile at 2007年02月05日 16:43
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