2007年01月30日

サウンドスクロールの守備範囲

 VRMサウンドの話が続いてなんですが、サウンドを扱うスクロールの体裁について少し考えてみたいと思います。

 鉄道車両の効果音には大きく分けて二種類があります。

 ひとつは車種によって異なる音。例えばモーター(エンジン)の駆動音は、電車かディーゼルカーか(あるいはまた他の車種)によって鳴る仕組みも音質も全く異なります。しかも電車の中でも系列によって音質が変わりますし、ディーゼルカーのエンジンもまた然りです。

 もうひとつは、鉄道車両一般に見られる効果音。鳴る仕組みは車種によらず、音自体もどの車両でもさほど差異のみられない音です。例えばジョイント音や連結のきしむ音が挙げられます。

 したがってサウンドを扱うスクロールでは、前者は車種によって別々の発音ギミックを設定でき、後者はすべての車両に等しく割り当てられるのがベストです。
 これを実現するには、前者の割り当てには車種ごとにスクロールを分け、後者はしかしどのスクロールでも全車共通に割り当てられるようにしたいところです。

 電車とディーゼルカーに同じ発音ギミックで音源を割り当てるのは、リアリティの観点から言ってあまり好ましくありません。

 VRMの走行音(SetWaveLow/High)は、基本的に転調せずに速度に応じて音程が変化する仕組みになっています。これはスタンダードな直流モーター電車の走行音を模したものといえ、よってそれ以外の車種の走行音を再現することにはあまり向いていません。
 例えば、ディーゼルカーは力行と制動の時だけエンジンが鳴り、惰性走行時のエンジンは静かです。これを再現するには単純に音源を割り当てるだけではなく、電車とは別の発音ギミックをスクリプトで用意する必要があります。

 このことから、すべての車両のサウンドをひとつのスクロールで扱うのは難しいわけです。少なくとも、電車・機関車とディーゼルカーにはそれぞれ異なる発音ギミックを設定したいところです。

 あるいはスクロールはひとつにまとめて、スクリプトウィザードの詳細設定で車種選択ができるようにするほうが良いかもしれません。
 よくわからない人は詳細設定を飛ばして、車種にかかわらず電車用の発音ギミックを組み込めば現行VRMと同等のサウンド機能が得られますし、こだわる人は詳細設定によって電車以外の車種で現行VRMでは得られないリアルな発音ギミックを組み込むことができます。

 問題は、車種選択をどこまで細分化するかという点です。言い替えれば、車両ごとの走行音の違いをどこまでスクリプトによる発音ギミックの違いで表現し、どこからユーザーの用意する音源リソースに依存するか、という問題です。

 シンプルに「電車・機関車列車」「ディーゼルカー」の二種類に分ける方法もありますし、「電車」「機関車列車」「ディーゼルカー」の三種類も考えられます。
 あるいはもっと踏み込んで、同じ電車でもカルダン駆動とつり掛け駆動は区別したいとか(VVVFはVRMでは無理っぽいんで置いとく)、もしかしたら113系と103系には別のスクロールを用意すべき!という自分には想像もつかないすごい音鉄の人もいるかもしれません。

 自分は「電車・機関車とディーゼルカー」の二分化に留めるのが使いやすさとリアリティのつり合いが取れてるんじゃないかと思ってるんですが、皆さんはどうでしょうか。


posted by 45-50s at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | VRMサウンド論議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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