そのため、撮影前から明確なイメージを持って構図を決めたとしても、いざ列車が来ると、イメージとは全然違った写真が出来上がってしまうことがあります。
撮影前に頭の中で描いたイメージにはどうしても限界があるのです。
もちろん想像力に優れていて脳内に正確なイメージを描ける方もいるでしょうけれど、自分はどうもそれが苦手のようです。
ですからイメージしている構図というのが、実際には空中に浮いたり線路内に立ち入ったりしないと撮影できないような、現実味のない構図だったりすることも多いのであります。
そこで、です。元旦の津和野稲成号の撮影に先立って、VRMを使った撮影構図のシミュレートをしてみました。

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津和野稲成号撮影にあたってのイメージは「先頭の蒸気機関車を主役とし、カーブに差し掛かったところを画面からはみ出るくらいに撮影し、蒸気機関車の迫力を捉える」です。
はじめて試す構図なので失敗する可能性は非常に大きかったのですが、線路からの距離、レンズの焦点距離、俯角の大きさなどをVRMで一度確認し、実現可能性が十分あることがわかったので、思い切って試すことにしました。その結果はほぼイメージ通りとなり、自分にしては非常に良い出来だったと思っています。
今回は簡易に線形を模してシミュレートしただけですが、フレキシブルレールなどを用いてもっと細密な再現をしても効果が期待できそうです。
VRMは現実の鉄道(撮影)のシミュレートもできるっぽい、とゆー話でした。
記事拝見しました。
一点だけ、VRM4のマニュアルによるとVRMビュワーのFOVは対角画角ではなく垂直画角らしいのですが、計算の仕方自体はあっていると思います。自分も同じやり方しか思いつきませんでした。
でもやっぱり画角あたりの焦点距離が短すぎる気もします。なんででしょうね・・・?