どうやらWilliさんは、地形テクスチャーで二車線道路や石畳の街路をつくっているようです。他にもよくみると、地形テクスチャーを中心に細かい工夫が見られます。
Williさんは他の鉄道シミュレート系ゲームに精通しているらしいとはいえ、一番最初のレイアウト作りからいきなり地形テクスチャー編集を積極的に取り入れているようです。あるいはBahnsim PROの部品が非常に限られていたからこそ、かえってWilliさんの目が地形テクスチャーに向いたのかもしれません。
ともあれ、レイアウトの完成が楽しみですねぇ。
さて。
今日のVRM入道の冒頭に載っているスクリーンショットにはかなりぐっと来るものがあります。一瞬、VRMのスクリーンショットとは思えませんでした。
“異常に”写実的です。
常々思うのですが、ghostさんのレイアウトはわかりやすい特徴を兼ね備えています。
VRMのエキスパートの皆さんの作るレイアウトはどれも容易に真似できない作者の“癖”が何らか反映されているものですが、ghostさんの場合は、比較的わかりやすい“癖”がいくつかあります(「容易に真似できない」という意味では変わらないんですが)。
一例を挙げるならば、樹木の置き方です。例えば山に樹木を植えるにしても、山全体に植えるのではなく、裾野に集中的に植えたり、逆にてっぺん近くだけに植えたりと、一工夫加えられています。
樹木の置き方はもしかしたらghostさんご自身はあまり意識していないかもしれませんが、欧州っぽい彩度の高い地形テクスチャーと相まって、独特の雰囲気を作り出しています。
しかしより大事なのは地形テクスチャーです。ghostさんの欧州好みからか、どれもひときわ色鮮やかなのも目につきますが、本物の写真からサンプリングした画像を地形テクスチャーに使用していることが特筆です。
実は自分も去年のレイコンの頃からこの手法を試しているのですが、未だになかなかうまくいきません。
本物の写真をそのまま切り出しますから、その画像には往々にしてムラがあります。しみのように色が暗くなっている箇所があったり、画像の上端と下端で光線の当たり方が違うことは多々あります。
それをずらっと敷き詰めてビュワーを開くと、規則正しくしみが並んでテクスチャーの繰り返しが目立ってしまったり、1マスずつが妙に浮き上がって見えてしまい、不自然です。
<繰り返しが目立ってしまった例>
そこでムラをなくしたり、色合いを均一にするために画像加工ソフトでレタッチを行います。しかし自分の場合は、レタッチを行った(行いすぎた)結果、元が写真だったことがわからなくなってしまうのが常です(そもそもムラを完全に無くしてしまったらただの単色だし)。
実際のところ、この前のBSP向けレイアウトの地形テクスチャーも半分くらいは写真からサンプリングして加工したものなのですが、とてもそうは見えません(逆に紀勢本線っぽいビネットの築堤は割とうまくいったと思います)。
例によって説明くさくなりましたが、ghostさんは、写真からサンプリングした地形テクスチャーの使い方において、おそらく今のネットVRMユーザーで最も秀でているのではないか、と思うのであります。
自分が思うに、サンプリングの仕方から、その加工、レイアウターにおける並べ方まで、どの手順が欠けてもあのようなスクリーンショットは撮れません。
これまでにもghostさんの動画やレイアウトを通して、写真からサンプリングした地形テクスチャーの威力は感じていましたが、今日のスクリーンショットにはひときわ驚きをおぼえました。


