2006年04月19日

南武線ビネットに学ぶ(2)

 南武線ビネットでは「長編成が走るビネット」の可能性を模索するべく比較的長い編成を走らせてみたのですが、やはり、実際に作って運転してみないとわからなかった問題点が浮かび上がってきました。

 ビネット自体の紹介と一つの記事にするとバカみたいに長くなるので、問題点についてはこの記事で書くことにしました。ちなみに、長いといってもそれは単に言葉で説明しづらいからで、内容は大したことではないので。

 まず先に結論を書くと、走るビネットを作るときはビネット端から地下に潜る部分の勾配は可能な限り、緩やかにするべきです。

 ビネットの両端において車両がズブズブと地下に潜る様子が見えてしまう、というのはこの前指摘したとおりですが、石巻線ビネットでは1両編成だったためにわからなかった、もう一つの問題があったのであります。

 VRMでしか作れないような超急勾配を車両が下るとき、車両はスムーズに下るのではなく、ややギクシャクした動きで下ります。これは試したことのある方なら想像がつくと思います。

 そしてVRMでしか作れないような超急勾配をビネット両端に設けることが、「走るビネット」の肝です。

 しかし1両編成ならともかく複数両の編成が超急勾配を下ると、超急勾配を下る車両のギクシャクした動きが、連結されている他の車両にも波及し、まだビネット上を走行している車両たちまでもがギクシャクと走るようになってしまうのです。

 これが、運転してみるまでわからなかった問題です。

 これを回避することは、走るビネットの構造上まず不可能と言ってよいですが、目立たない程度にまで緩和することは出来ます。つまりビネット端の超急勾配を出来る限り緩やかにすればよいのです。

 今回の南武線ビネットでは、ビネット面と地下エンドレスとの高度差をなるべく詰めるため、ビネット面の床からの高さをなるべく低くし、地下エンドレスは車両のパンタグラフがぎりぎり床からはみ出さない程度に調整しました。

 また、ビネット端で地下に潜らせるのに用いるレールを34mm直線から66mm直線に差し替え、これによっても勾配の緩和を図ったところ、ようやくあまりギクシャクが目立たない程度にまで走りを改善することが出来ました。

 ですから、勿論見栄えも考慮しつつですが、ビネット端から地下に潜る部分の勾配は可能な限り、緩やかにするべきなのです。


posted by 45-50s at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | V4アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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